無気力症候群とは?原因やなりやすい人の特徴など

無気力症候群 職場うつ

皆さんは、無気力症候群というものをご存知でしょうか。

最近、雑誌やメディアでよくとりあげられている現代病の一つです。

「なんだか最近仕事にやる気がでない」「家族の様子がおかしい」そんな心当たりがある方は、ちょっと立ち止まって読んでいってください。

もしかしたら身近な人が無気力症候群になっているかもしれませんよ。

そもそも無気力症候群とは何なのか

「無気力症候群」は、別名「アパシーシンドローム」とも言います。

物事に対してやる気が起きず、無関心で無感動になり、行動力が低下します。

一見うつ病とそっくりなこの症候群なのですが、明らかな違いは、症状の発現が本業や特定の物事に対するものであることです。

例えば、仕事や家事、介護といった生活の重要な物事に対するものが多いと言えるでしょう。よって、食欲の著明な低下や、趣味に対しての意欲の低下等は見られないことがほとんどです。

うつ病や統合失調症に伴う無気力は簡単に言うと、あらゆる物事に対して無気力になってしまうので、そのあたりが大きく違います。

無気力症候群は、うつ病や統合失調症などとは違い、脳内の神経伝達物質の異常によるものではありませんので、その人の心理的なものが原因だといえます。

また、この無気力症候群は圧倒的に男性に多い他、新入社員にも多い傾向があります。学生にも多く、この場合は、学業に無気力・無関心になり引きこもりになったり、留年を繰り返すといったことが見られます。

そして、無気力症候群は自覚がないことも多く、他者から見たら怠けているようにも見られるため発見が難しいところも注意としてあげられます。

ちなみに・・・

無気力症候群は新型うつ病とはどう違うのかということを気にされる方もありますが、新型うつ病も、無気力症候群も医学的な専門用語ではありません。

精神医学の分野において、現代に多く見られる新しい症状として色々な言葉が使用され、様々な概念が提唱されて生まれた言葉が「新型うつ」や「無気力症候群」という言葉なのです。

無気力症候群の原因とは

前述した通り、無気力症候群は脳の神経伝達物質や器質以上が原因ではありません。

症状が出現する人の心理的なものが起因であり、その背景にはアイデンティティーやそれまでの過ごし方が関わっています。

以下に無気力症候群になりやすい人の特徴をあげておきますので、参考にしてください。

無気力症候群になりやすい人の特徴

  • 完璧主義である
  • 他者からの否定や拒否に敏感である
  • 他者と関わることが苦手である
  • プライドが高い
  • 努力家である
  • 白黒をはっきりさせたい性格である
  • 失敗した経験があまりない
  • 反省したり、自責をすることを回避しがち

無気力症候群の症状とは

以下に、無気力症候群の主な症状と言われているものをいくつかあげておきます。

  • 無気力・無関心・無快楽という症状がメインである
  • ひきこもったりして問題となる(留年等)
  • ぼんやりとした不安が伴う
  • 過眠や過食等がみられることもある
  • 症状が重い場合は、自身への葛藤から暴れたりすることもある

無気力症候群に陥りやすい時

「父親が昇進したと思ったら、三カ月後無気力になってた」(17歳男性)

「祖父の介護が始まって1年半後、母親が無気力症候群になって病院にかかりはじめた」(25歳女性)

「息子が就職が決まらず、そのままひきこもりがちになってしまった」(45歳女性)

「定年後も続けていた仕事を最近やっと退職した父親が、無気力症候群になってしまった」(51歳男性)

無気力症候群に陥ることは、上記にあげた「無気力症候群になりやすい人の特徴」だけではなく、外的な環境からも大きく作用されます。

昇進からのプレッシャーや、自分のキャパシティのオーバーを自覚した時の絶望感、誰にも評価されないつらい思い、そして「燃え尽き症候群」からも無気力は生まれるのです。

無気力症候群の予防のために

ここでは、無気力症候群を予防するためのポイントを解説します。自分や大切な家族が無気力症候群にならないように、参考にしてください。

無気力症候群の予防のポイント

100%達成しなくても良いと思うこと

完璧を目指さなくても、70%くらいでも上手くいけばそれでよしと思いましょう。

他者と比較した自分を見るのをやめること

他者を使って自分を測り見るのではなく、自分を自身で見直す習慣をつけましょう。

失敗したら反省すること

失敗しても、怒ったり自暴自棄になるのはやめましょう。原因を追及して素直に反省するように努めましょう。

他者からの意見を飄々と受け入れること

他者の意見は、参考として素直に受け取りましょう。他者の言い方や態度は受け流し、ひとつの情報として意見を受け取るように心がけましょう。

規則正しい生活をすること

心身の健康維持には、規則正しい生活は基本です。ホルモンバランスや自律神経を整えることはメンタルヘルスに大切です。

オンオフを切り替えること

オンオフの切り替えは、ストレスコントロールに直結しています。

家族間で認め合うこと

家族間で、お互いの頑張りを言葉に出して認め合うことは、とても効果的です。それだけで生きる意義が見えてきます。

もし無気力症候群になったら…

休養時間の確保

無気力症候群は、自身の頑張りと結果がうまく噛みあっていない時に起こります。そのままもがいて頑張って神経を使っていても、体は疲労していくばかりです。

有給をとりにくかったら、医師の診断書に頼ってもかまいません。そこまで重症でない場合は、定時で上がる日を作ったりして上手に休養をとるようにしましょう。

生活習慣の見直し

前述した通り、規則正しい生活は心身の健康維持にとても重要です。毎日なるべく同じ時間に同じことをするように心がけるだけで、体は随分と楽になるものです。

また、生活習慣も見直しましょう。煙草や過度な飲酒、夜更かし等は控えるようにしましょう。

メンタルクリニックやカウンセリングの受診

メンタルクリニックやカウンセリングは、日本では敷居が高い気もしますね。しかし、外国ではみんな気軽に受診しています。特にカウンセリングは外国ではと

てもメジャーで、子供でも受けているのです。

家族や同僚に話しにくいことを聞いてもらったりすると、心が楽になりますよ。無気力症候群は、脳の神経や器質疾患ではないため、カウンセリングなどの精神療法がとても有効なのです。

小さな目標を作っていく

無気力症候群の人は、大きな目標を掲げて挑む傾向があります。大きな目標は結果も大きい分道のりも険しいために、自身のモチベーションを自身でどんどんあげて行かなければいけません。

結果、それがうまくいかないために無気力になってしまうのです。

よって、無気力症候群になってしまったらまず目標を小さくしてしまいましょう。小さな目標を階段状にたててクリアしていくようなイメージを持つようにしてください。

小さな目標を持つことは弱い自分ではありません。小さな目標は自身を客観的に見つめる機会を与えつつ大きな目標へ導いてくれるヒントのようなものだと考えましょう。

最後に

無気力症候群は、環境とその時の心理がつながってしまえば、誰にでもなりうる症状の一つです。

「昔はそんな症状はなかった」「今の人は甘えている」と思う人もいるかもしれませんが、多忙で情報量の多い社会や家族の編成の移り変わり等により、現代人に多く見られる症状の一つとして話題となってきただけなのです。

そして、無気力症候群にならないようにするためには、上手に自身と向き合うことが鍵なのです。

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